みなさん、おはようございます。
スモールジムBE KINDの山崎です。
日本では女性の痩せすぎ問題が20年くらい話題になっています。特に若い女性です。BMIが18.51以下の場合に「痩せ」と評価されますが、日本人女性の１０人に１人、20代女性に限って言えば５人に１人が対象となっています。世界に目を向けると、他にこのレベルで「痩せ」が多いのは貧困国です。生活水準が高いのに栄養失調状態の方が多いということです。
これはなぜなのでしょうか？
第一に考えられるのは、文化的な要因です。日本では、細身であることが美の基準とされてきました。メディアや広告は、痩せた女性を美しいと称賛し、それが社会的な圧力となって若い女性たちに影響を与えています。「痩せていることはいいことだ」という認識が広く蔓延っています。ジムを経営していると「痩せたい」という女性の中には「必要がない」方が結構な数います。意識が変えられると良いと思うのですが。。
また「体重偏重」な考え方も良くないと思います。BMIの設定もその影響を強めていると思います。この傾向は、「体重は低いけど体脂肪率は結構ある」状態を生み出しやすいです。つまり「隠れ肥満」。それでも見た目が痩せていれば体脂肪率は深刻な数値ではないと思いますが、深刻なのは筋肉量の不足でしょう。疲れやすい、生理不順、また将来のフレイルにもつながりますので推奨できません。
痩せすぎは単なる美意識の問題ではなく、健康や社会全体の問題でもあります。意識を変えていく必要があると思っています。
ではまた。
