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現状維持バイアス(461)

みなさん、おはようございます。

スモールジムBE KINDの山﨑です。

 

みなさん、現状維持バイアスという言葉は聞いたことありますか?行動経済学の分野でよく使われる言葉ですが、簡単に言うと「人間はいつもやっていることはあまり変えたくない」ということです。

 

例えば、いつもお風呂上がりにアイスを食べる事が日課な人は、特に食べたくない日でも冷蔵庫にアイスがあると食べてしまったり、アイスの在庫がないと買いに行ってしまったりします。現状を変える事を嫌がるわけです。

 

この性質を逆手にとれば、身体をより良くするための習慣を身につけることに役立てることができます。習慣が定着するまでには最低でも3ヶ月はかかるというデータがあります。ですから3ヶ月間続けられるような負荷の軽い習慣を実行するのです。

 

例えば毎朝ウォーキングすることを日課にしたい場合、いきなり3kmの散歩でなく、最初は5分歩いて5分かけて帰ってくるウォーキングをするのです。合計10分であればそんなに負担ではないでしょう。これをコツコツと3ヶ月間続けるのです。すると3ヶ月後には、いや、3ヶ月になる前に「もう少し歩いてみようか」となるはずです。そしたらより長い距離を歩くようにします。このときも決して無理はせず、ほんのちょっと上乗せする程度で良いです。そうしているうちに身体への良い影響も実感できるレベルにまでなると思います。

 

人間が持つ癖の一つである現状維持バイアスを考慮すると、身体をより良くする、または良い身体を維持する習慣を身につける場合は、「毎日」行えることが良いと思います。それをコツコツ続ける事が、長くより良い身体を維持できる秘訣かと思っています。

 

ではまた。