「やめろ」と言われると、嫌になる。
これも良くある「考え方の癖」です。
「身体に悪いから、お酒をやめなさい」
自分でも悪いのは分かっているのに、ご家族に言われたら嫌な気分になります。もしかすると反発して益々飲むようになってしまうかもしれません。
人間は自尊心を持って生きています。ですから自分を否定するような言動や行動には反発したくなるものです。ですから、この考え方の癖も自分のせいではないんですね。
でもこの癖の存在を認識すべきなのは、これから習慣を変えようとする人、本人ではなく、その周りの家族や指導者かもしれませんね。「やめろ」と直接的に言っても効果は薄い可能性があると認識しておく必要はありそうです。もう少し回りくどく、というのも変ですが、「身体に良くない理由」をさりげなく知らせる。例えば、お酒の害を訴える新聞記事を表にしてテーブルに置いておく、など。そんな面倒なことを、と思われるかも知れませんが有効な手段かも知れません。健康的に緊急事態の時はそうも言っていられませんが。
いずれにしても真正面から正論を言っても効果は薄いということです。
ではまた。